発酵とは、微生物の分解作用によって人の役に立つ有価物が生産されることで、腐敗とは、逆に、微生物分解によって腐敗した人の役に立たないものができることを指します。
堆肥化における発酵とは、家畜ふんの中に含まれる易分解性有機物を、好気性の微生物に分解させることを意味します。
発酵によって、高温による病原菌や雑草種子の殺滅ができ、ふん臭がなく、雑草種子や病原菌が死滅した、水分が適正な良質堆肥を生産することができます。このことにより、耕種農家が使って安全・安心な堆肥を供給することができます。
好気性発酵を行うには、空気(酸素)が必要です。
切り返しを行うと堆肥原料中に酸素が供給されます。供給された酸素は、微生物によって使われてしまいますので再度切り返しを行い酸素が供給されるようにすることが必要です。 |
|