令和5年2月22日に、菊南温泉ユウベルホテル(熊本市)において、令和4年度熊本県堆肥共励会表彰式及び堆肥による土づくりセミナーを開催しました。
直近2年間は新型コロナウイルス感染症の影響で開催できませんでしたが、今回は3年ぶりに開催する運びとなり、当日は県内各地の農業者・農業団体関係者・行政関係者など約60名の出席をいただきました。
1 熊本県堆肥共励会表彰式
熊本県耕畜連携推進協議会では、県内の堆肥生産のレベルアップを目指し、「熊本県堆肥共励会」を開催しています。
第26回目となる本年度は、畜産農家や堆肥センターから112点の出品があり、成分分析、発芽試験、現物審査(色相、形状、臭気)、製造方法(副資材、堆積日数、切返し回数)等により入賞者を決定しました。
受賞者は以下のとおりです。
- 大賞(熊本県知事賞)
きくちのまんま有機支援センター合志(合志市)
- 畜種部門(熊本県畜産協会長賞)
(1)乳牛部門 熊本市東部堆肥センター(熊本市)
(2)肉牛部門 きくちのまんま有機支援センター合志(合志市)
(3)中小家畜部門 セブンフーズ株式会社(菊池市)
- 作物部門(熊本県農業協同組合中央会長賞)
きくちのまんま有機支援センター合志(合志市)
- 耕畜連携部門(熊本県耕畜連携推進協議会長賞)
株式会社 やました牧場(山都町)
- 新人部門(熊本県耕畜連携推進協議会長賞)
黒木 集(八代市)
各部門別の受賞を通じて最も優れた取組である大賞として、肉牛部門及び作物部門で受賞の、きくちのまんま有機支援センター合志を選定し、「熊本県知事賞」として表彰しました。
この堆肥共励会は、毎年開催しており、堆肥生産者がご自身の堆肥を客観的に評価し、肥料成分等を知るうえで良い機会となっています。今後、参加を希望される方は、例年7月頃に、出品者を募集しておりますので、お近くの広域本部(地域振興局)農業普及・振興課までお問い合わせください。
受賞者の皆様(左2人目が株式会社 やました牧場、4人目からきくちのまんま有機支援センター合志、熊本市東部堆肥センター、セブンフーズ株式会社、黒木 集)
2 堆肥による土づくりセミナー
堆肥による土づくりセミナーでは、基調講演として農研機構九州沖縄農業研究センターの古賀 伸久主席研究員から「有機質資材窒素肥効見える化の取り組み」と題し、有機質資材窒素の無機化予測モデルの構築とその利用について、開発されたアプリを実際に操作されながらご講演をいただきました。
また、フィールドマスター合同会社の林 孝憲代表からは「堆肥だけで、稲WCSをつくる!」と題し、稲WCS生産における堆肥の活用と今後の展開について、熊本市農業協同組合河内支店の内田 昭則経済次長からは「組合員の労力軽減等に向けた堆肥利用の取組み」と題し、柑橘におけるJA間の堆肥の広域利用についてご講演をいただきました。
古賀 伸久主席研究員による基調講演 |