平成29年11月22日に、熊本県畜産会館(熊本市)において、平成29年度熊本県堆肥共励会表彰式及びスキルアップセミナーを開催しました。
当日は、県内各地の農業者・農業団体関係者・行政関係者など約60名の出席をいただきました。
1 熊本県堆肥共励会表彰式
熊本県耕畜連携推進協議会では、県内の堆肥生産のレベルアップを目指し、「熊本県堆肥共励会」を開催しています。
第21回目となる本年度は、堆肥センターや畜産農家から102点の出品があり、現物審査(色相、形状、臭気)、製造方法(副資材、堆積日数、切返し回数)、成分分析、発芽試験及び現地審査により入賞者を決定しました。
受賞者は以下のとおりです。
(1)畜種部門(熊本県畜産協会長賞)
- ①乳牛部門
山鹿市バイオマスセンター(山鹿市)
- ②肉牛部門
中央町堆肥利用組合(美里町)
- ③中小家畜部門
田中 幸輝(菊池市)
③中小家畜部門
(2) 作物部門(熊本県農業協同組合中央会長賞)
(3)耕畜連携部門(熊本県耕畜連携推進協議会長賞)
(4)新人部門(熊本県耕畜連携推進協議会長賞)
さらに、以上の部門別の受賞を通じて最も優れた取組である大賞として、乳牛部門の山鹿市バイオマスセンターを選定し、「熊本県知事賞」として表彰しました。
この堆肥共励会は、毎年開催しており、堆肥生産者が、ご自身の堆肥を客観的に評価し、肥料成分等を知るうえで良い機会となっています。今後、参加を希望される方は、例年7月頃に、出品者を募集しておりますので、お近くの広域本部(地域振興局)農業普及・振興課までお問い合わせください。
受賞者の皆様(左 3人目から山鹿市バイオマスセンター、中央町堆肥利用組合、田中幸輝、多良木町堆肥センター、きくちのまんま有機支援センター、有限会社 鹿央とみた牧場)
2 スキルアップセミナー
スキルアップセミナーでは、一般財団法人畜産環境整備機構の羽賀清典参与から「良質堆肥の生産と利用促進」と題し、耕種農家のニーズに即した良質堆肥の生産のポイントや最近の畜産環境対策の状況等について幅広くご講演をいただきました。
羽賀参与による基調講演
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