竜北果樹部会において、実際に堆肥を利用する側の要望や利用状況を視察しました。30年ほど堆肥を利用してきた部会長は、「堆肥を利用する際に、一番大事なことは、腐熟度で、未熟なものを投入すると、花の受精率の低下を招く」、「八代のような堆肥の量が少ない地域は購入価格も無視できない」、といった意見が出され、達人の皆さんも熱心に聞いていました。また、役場の担当者からは「部会としては柑橘部会と梨部会があり、併せて200名程の会員がおり、そのうちの7割程が堆肥を利用しているが、充分な供給はできていない」とのことで、堆肥の需要はまだあることも分かりました。
今後は竜北果樹部会においても、継続的な堆肥利用と「たい肥の達人」の制度を地域で認知いただくことで、更なる堆肥の広域流通が進められることが期待されます。 |