本年の出品点数は生産技術コンクール部門33点、スキルアップの部93点、全体で126点の出品があり、このうちコンクール部門の33点について「平成18年度熊本県堆肥生産技術コンクール実施要領」に基づいて審査を実施した。
(1)出品堆肥のサンプル収集及び成分分析
参加申し込み堆肥センターについて各地域振興局の農業普及指導課立ち会いによる出品堆肥の採取を行い、経済連土壌分析センターにおいて成分分析を実施した。
(2)書類、現物審査
参加申込書に記載された堆肥生産情報と成分分析結果を基にして書類審査を実施するとともに 「堆肥品質判定基準(熊本県、17年度一部改訂)」に基づき、腐熟度及び品質の判定を実施した。
(2)現地審査
書類と現物審査の結果から上位3点の出品堆肥については実際の堆肥の生産状況、施設の運営状況や環境保全への取り組み状況を現地で審査した。
(3)特別審査員による評価
利用する側の視点から堆肥の品質評価を行うため堆肥の利用に直接関わる農家、JA営農指導員を特別審査員として選定し、腐熟度と利用価格の面から審査を行った。
(4)総合評価
書類、現物審査、成分分析結果、現地審査の結果を総合的に判断して上位入賞堆肥を決定した。
2.審査結果
以上の審査結果から上位入賞の堆肥化施設として富納有機生産組合及び西里とれたて市堆肥生産組合、山鹿市バイオマスセンターを選定し、また、総合得点が上位で特別(耕種)審査員の評価が高かった富納有機生産組合とJAあまくさ新和堆肥センターを審査員特別(耕種審査員)賞として選定した。 |